2008年02月27日

俺の前歯よどこへ行く(絵本風)

あれれ?赤飯おにぎりが噛み切れないぞ?

んん?っと思い、おにぎりを見ると、
私の前歯がおにぎりに刺さっていた・・・。

取り合えずはめて、前歯が取れたことはなかった事にしてしまえ・・・っと、前歯を装着すると、意外とまだ何とかなりそうだったので、とりあえずこのまま。

前歯の事をすっかり忘れて、気持ちよく寝てたが、夜中に前歯が取れてしまい、あやうく飲みかけた・・・外して眠る事にした。

朝、前歯を装着し、会社へ向かい家を出た所、階段を下りている最中に前歯が取れて転がっていった・・・。

俺の前歯よどこへ行く・・・。

慌てて前歯を拾って、口の中に入れて唾液で消毒。改めて装着する・・・落とした義眼をはめるが如しだ。

自転車に乗って自転車をこいでいると、突然前歯が外れる・・・。リズミカルに落ちていく前歯を、見失わないようにととにかく目で追う・・・。

俺の目から逃げられると思うな。

慌てて前歯を拾って、口の中に入れて唾液で消毒。

自転車に乗っている間に落とすと、排水口などに落とす危険を伴うので、会社に到着するまでズボンのポケットにしまう。

前歯はポケットの中にいる。

会社に到着する。しかし前歯を付け忘れてた・・・何人かの人に前歯の無い顔を見られてしまう。

昼間、社員の方にご挨拶・・・「おはようございま・・・ふぐっ」
前歯が外れたので慌てて口を塞いだ・・・間一髪だった。

仕事中、何人かの人が私を見て笑っている・・・なぜ?・・・。

休み時間、とにかく一人になりたくなって、公園で寂しく食事・・・歯のしがらみから開放されて、素晴らしい時間を凄す事が出来た。

午後・・・ひたすら沈黙を守る。主婦の方が心配したようで、話しかけてくる・・・頼むから今日だけはそっとしておいて欲しい・・・。

周りの方が、やっぱり僕を見ている・・・いや気にしまい・・・。

ペットボトルのお茶を飲んでいたら、前歯が取れた・・・危うく飲み込むところだった・・・。

仕事が終って一安心っ!あと少しでいつもどおりの一日が終る。

このまま帰ろうと思い、一人の人にご挨拶をしようとするも・・・沢山の人の前で口から前歯が落ちる・・・。

目の前に落ちた前歯は、挨拶した方の持っている段ボール箱の中に入る。

「何か落ちたよ?」っと言われる・・・。

「いや・・・差し歯が取れちゃって・・・極力話をしないようにと思ってたんですが・・・。」っと言いながら前歯を装着。

後ろの人の「プッ」と噴出した声が聞こえる。

周りの方々は、何も無いような素振りで、黙々とパソコンの入力作業を行う・・・でもみんな肩がプルプル震えている。

口元を隠しながら、お疲れ様のご挨拶・・・。

いつも不機嫌そうにしてる社員の方が、満面の笑みで「おつかれさま」と言ってくれる。

もはや前歯をつける気力も無くなり、前歯の無い状態で家に帰る。

前歯はポケットの中にある。

家に帰ると、コーヒーを飲んでいる妹に「こっちに顔を見せないでくれ」っと言われる。

母に「そういう時はマスクをつけて仕事するんだよ」っと言われ、それは素晴らしいアイディアだと関心させられる。

歯医者に無理矢理治療してもらう。

そして前歯は僕の口の中にある。


posted by ヒロ シバオカ at 00:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 司馬亜の日記
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