めざせ!町田駅っ!
「今日はジョギングで町田駅に行ってみせる」っと心に決め、ジョギングを始めた。夜中の12時出発であった…。
なぜ町田駅なのかというと、町田駅までが約11キロあるので、20キロを走った事のない私にとって、ひとつの区切りになるのではないかと考えた事です。
なお、町田駅までの距離は、ランナー御用達のサイト「キョリ測」で調べてあるので、ある程度正確だと思う。
キョリ測のサイトはこちらhttp://www.mapion.co.jp/route/このサイトは、地図を走る(歩く)ルートにそってクリックしていくだけで、大体の距離を測る事が出来る素晴らしいサイトだ。
自分の家から最寄駅まで、何キロあるのか知りたい時などは、このサイトで調べてみるとよいかと思う。
っと話はそれてしまいましたが、今回なぜ20キロにチャレンジしようと考えたかと申しますと、最近走っていてひざに痛みが出なくなったので、長距離を走る事ができるのではないかと思った事が大きいです。
ええっ!そうです…なめてたんですよ…20キロなんて、膝さえいたくなければ走り切る事が出来るって思ったんです。
しかし、実際には途中で断念するハメとなってしまいました。
普段6キロぐらいしか走ってない分際で、いきなり20キロにチャレンジするなど、言語道断です。
行きはすごくスムーズだったんですよ。もう、出来るかぎり体力を使わない様に走ろうって思ってて、周りの人たちがどんだけ私の横を抜いて行こうが、無視して走り続けてました。
私が勤めている仕事場の前も通過して、さあいよいよ未知の領域に突入だと興奮しながら走っていると、その先はひたすら下り坂となっていました。ちょー気持ち良かったんです。
この下り坂が最後にとんでもないものを私にもたらしてくれるのですが・・・。
そのまま走り続けていると、ラブホテルとかが立ち並んでいて、おいおい…こんな所にって思っていたんですよ。なんか、山に囲まれた閉鎖された場所に、ひっそりとこんな場所があったなんてって感じで…。
そこを通過していくと、今度はトンネルが出てきました。綾部原トンネルって言うらしいです(キョリ測で調べた)
トンネルなんですが、怖い感じではなく、蛍光灯がすごく明るくて、出来て間もない新しい感じだったので、ちょっと以外でした。
そのトンネルを通りすぎると、とんかつ屋さん(かつや)がありまして、そのあたりまでは普通に平地が続いていたんですよ。
しかし、その先は山みたいになってて、険しい上り坂があるんですよ。
もう夢中で山を越えようと走り続けてました。車道は車が何台も通り抜けていくのですが、歩道はせまくてすごく走りにくくて、右側はちょっとした崖?坂?みたいになってるんです。
ここを越えて町田に行くんだって頑張って走っていたら、上ってる途中で突然右足の膝に痛みが出てきました。
「がーん…こんな場所でかよ…」
それでも、必至に走り続けていたのですが、少しずつ痛みが強くなってきたので、もう何か目印になるような物を見つけて引き返そうって思ったんです。何キロ走ったのか、後で調べられるようにって…。
あまりにも危険だと思ったので、あったり諦めてしまいました…(時間が時間なだけに、たとえ町田に到着しても、電車で帰る事が出来ない)
そのまま走り続けていると、左側に暗いゲートが見えてきました。
「んん・・・町田リス園…リス園っ!」
そう、こんな辺鄙な場所に、リス園があったんですよ。とはいえ、私が見つけた時は夜中だったので、真っ暗だったんですが・・・。
ちなみに、家に帰ってから、リス園のサイトを探してみました。
町田リス園はこちらhttp://www13.ocn.ne.jp/~risuen/さあ…そこからが大変です…暗くて細い歩道を、今度は下らないといけないのですから…。まだ右膝の痛みが本格化していないので、なんとか普通に下りきる事ができました。
が…右膝をかばって坂を下った事で、左膝に違和感が出てきたんですよ。
そこからは平坦なコースだったので、「膝を傷めない走り方」を思い出しながら、とにかく膝に負担をかけない走りに集中して、走りつづけました。
しかし、そんな努力も束の間、行きで気持ち良く下っていた坂道が、目の前に出てきやがるんですよ。
行きの時は下り坂だったので、あんまり何も考えませんでしたが、登る側から見ると、なんか延々と続く坂道で、道路が壁みたいになってるんですよ。
「けげっ!これを登らないといけないのか!」
そう思った時に、一気に敗北感に襲われ、そこから先は「とにかく太ももをあげてれば、なんとか前に進む」と自分に言い聞かせ、感情を捨てて機械の様に足をたんたんと動かし続けました。
「走り続けていれば、いつか家にたどりつく」
昔のあまり走りなれていなかった頃は、毎日のように追い詰められて、この言葉が頭に何度も浮かんでたんですが、最近はなかったんです。
ですが、今回はとても追い詰められてしまい、久々にこの境地に立たされました。
そんな状態で、必死になって坂道を登りきったのですが、そのころには両膝がガクガクになってしまい、ふくらはぎの感覚もなくなり、足首にも痛みが出てしまい、もはや普通に走る事が出来ない状況でした。
ただ、太ももと上半身は動いてくれるので、とにかく太もものリズムだけを頼りに、坂道を登ってる時のように、「太ももをあげれば自然に前に進む」っと言う発想で走り続けました。
とにかくリズムさえ守れば走り続ける事が出来ると途中で確信しまして、太ももの動きに合わせて両腕を動かしてその反動で走り続けました。その調子でなんとか家の前まで走り続ける事が出来まして、結果的には15キロを走り終える事ができました。
とはいえ、家に到着して止まった瞬間に両膝に力が入らなくなり、そのまま崩れ落ちてしまい、歩けなくなりましたが・・・。
マジでバリアフリーって素晴らしいですねっ!手すりのおかげで一階から家まで登る事ができましたよ。せみが暴れても、それどころじゃ無かったです。
今回の事で、学ぶ事はたくさんありました。
とにかく、町田駅までの道のりは坂道だらけで普通じゃないって事…
そして、町田の山奥にはリス園があるという事…。
ただ20キロ走れるってだけじゃ、町田には届かないって事ですね。
膝については、体重が重い事も原因の一つなのではないかって今回思いましたよ。
「町田駅までの往復を走る…」
課題がたくさんです。